子猫の「みゅう」は生後半年足らずでビニール袋に入れられ、川に捨てられていました。
私の友人がそれを助け、6週間のあいだ哺乳瓶で育てました。
その友人は家族の反対で飼う訳には行かず、私の元に里子としてやってきました。
今は生後三ヶ月になろうとしていますが、母猫から離されるのが早かったせいか自分の肉球を吸うのです。
お母さんのおっぱいに見立てているのでしょう。
前足も後ろ足も、変わりばんこにチュウチュウと吸い付いています。
思わず「肉球が取れてしまうのじゃないかしら」と心配になるほど、一所懸命吸っています。
吸っている時は幸せそうです。
見ていても可愛いのでいつまでも見ていたり、写真やムービーを撮ったりしてしまいます。
でも、同時に、哀れさや切なさがこみ上げてきます。
この子は人間の都合で母親から無理やり引き離され、必要な時期に満足いくまでおっぱいを吸うことができなかったんだなあ、と思ってしまうから。
それでもやっぱり、肉球を吸う姿は愛しく、そして可愛らしい。
どんな動物でも、小さな子供は愛らしいものですね。
特に哺乳類は。
ちょっと思うところあって日ごろ考えていたことをまとめて書き留めてみました。
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「ペットという言葉が好きじゃない」
という言い分を何度か聞いたことがあります。
ネット上でもちょくちょく見かけますね。
気持ちはまあ、わからなくもない。
ペットを「ペットだから」と軽く扱う人がいるのも事実でしょうし。
でもなんちゃらアニマルと呼び方を変えたところで、何かが変わるのでしょうか。
「ペットじゃない、家族だ」
とおっしゃる方もいる方もいるかもしれませんが、厳密に言えば
「家族同然に思っているペット」
ですよね。
「飼うという言葉が好きじゃない」
という人もいます。
うーん、まあ、これも言いたいことはわからないでもないです。
「同居人だ」
「いっしょにいさせてもらっている」
「一方的な上下関係ではなく、大切なものをたくさんもらっている」
まあ、確かにそうかもしれません。
でも、私は『ペット』を『飼って』います。
家畜ではなく、野生動物でもない。
愛玩動物を飼育しているのです。
『責任を持って飼う』と決めたから、私は彼らといっしょにいるのです。
「動物の本能を抑え付けて、人間の都合で人間に都合のいいように躾けるなんて理不尽で傲慢だ。」
そういう意見も聞いたことがあります。
もちろんそういう側面もあるでしょうが、この意見にはちょっと素直に頷けません。
野生の王国にでも移住しない限り、人間が動物といっしょに暮らすということは「飼う」ということなのです。
「飼う」とはすなわち、その動物と周りの人間の両方に責任を持つ、ということです。
躾が可能な動物ならば、躾をしなくてはなりません。
上記のような理由付けで躾を放棄するくらいなら、最初から動物など飼わなければいいのです。
とはいえ、相手は動物ですから、そうそう人間の思う通りには育ってくれません。
とりあえず犬の話になりますが、犬の個性も様々です。
最初から従順で甘えん坊な子もいるし、気が強くてなかなか言うことを聞いてくれない子もいます。
プロのトレーナーでもないわけですし、競技会に出るようなコマンドをきっちり実行するような犬に育てるのは、たいていの飼い主には、まあ無理です。
でも、このくらいは根気よく教えれば、素人でも教えられることがあります。
「お座り」「お手」「伏せ」「待て」「来い」「ダメ」
これらは基本の躾ですよね。
おやつのビスケットやジャーキーなどを使えば、わりあい簡単に覚えてくれます。
「来い」と「ダメ」はけっこう大事な躾です。
うっかりリードが手から離れてしまったとき、「来い」が出来れば慌てる必要はありません。
ドッグランによっては「来い」の躾が必須なところもあります。
「ダメ」は何をしているときでもそれを中断させるコマンドです。
部屋の中でいたずらされたくないものに興味を持ったとき、無駄に叱る必要がなくなるのです。
散歩途中に何かを咥えそうになったり、落ちているなんだかわからないものを食べそうになったりすることもあります。
そのときに「ダメ」の一声でやめさせることが出来れば、口の中のものを無理に取ろうとして嫌がる犬と格闘する必要はなくなります。
これらの躾は誤飲や毒物摂取、交通事故から愛犬を守ることにもなるのです。
それよりももっと大事な躾があります。
犬でも猫でも、「噛むことを禁止」することです。
完全にやめさせるのは難しいかもしれません。
でも「人間を噛んではいけない」ことは繰り返し教え続けなければいけないんです。
「痛くないから」「甘噛みだから」と許していると、いつか大変なことが起きるかもしれません。
なにせ、「噛むことはいけないこと」と教わっていないのですから。
それが自分自身や近しい家族に起きたことなら、自業自得と諦めることも出来るでしょう。
でも、まったくの他人に危害を及ぼしてしまったらどうしますか?
小さな子供相手に大怪我をさせてしまうかもしれません。
怪我をさせないまでも、子供の心に「犬=恐怖」というトラウマを植えつけてしまうかもしれません。
躾のほかにも気をつけなければいけないことはあります。
犬を飼う上でのマナーです。
いかめつらしく、公衆道徳というべきでしょうか。
●糞は必ず拾って持ち帰ること。
●リードは放さないこと。
このふたつは愛犬家の間では常識だと思っていました。
ところが実は未だにそうでもないらしい。
スコップだけを持ち歩いて、飼い犬がした糞をそこら辺に埋めてしまう人もいます。
放置よりはほんのちょっとマシかもしれませんが、いただけません。
やはり拾って持ち帰ってから処分するべきだと思います。
リードは…放すべきではありません。
犬嫌いの人にとってはリードのついてない犬に出会うことは大変な恐怖でしょう。
小さな子供にじゃれるつもりで飛び掛って怪我をさせてしまうかもしれません。
自転車の前に飛び出されたら、急ブレーキをかける羽目になります。
そんなときは転んで怪我まで行かなくても、驚いただけでも腹が立ちます。
他の犬に出会うこともあるでしょう。
犬が嫌いな犬かもしれません。
犬の機嫌が悪いかもしれません。
喧嘩になるかもしれないし、興奮して大騒動になるかもしれません。
とても迷惑です。
私は私の犬が迷惑だと思われることを好みません。
まるで英語の教科書の訳文のようですがw
ただ、まあ、近所でも犬の散歩にリードをつけていなかったり、リードを放して自由に歩かせたりしている人も見かけないわけではありません。
一度大きな公園で一緒になったわんちゃんは、大きめのおばさんわんこでした。
本当に大人しくて悠然としていて、他のわんこが喧嘩みたいになると間に入って止めてしまうのw
頭もすごくいいらしく、飼い主の女性が
「おとうさんはどこ?おとうさん探してきて。」
というと、ちょっと離れた木の陰に隠れていた旦那さんをきちんと探してくるのです。
表情もおだやかで、なんだか神がかって見えるくらいでした。
もともとものすごく頭がよくて穏やかな気質なのか、ものすごくきちんと躾けられたか。
あるいはその両方…
あんな犬はそうそういるものではないだろうなと思いました。
あと、別の犬で最近見かけたのは、もともと一帯が田んぼだった草っぱらが広がる散歩道。
私と飼い犬が車も走行可能な道を歩いていて、そこに交差するもとは田んぼのあぜ道であったんじゃないかなという細い道をおじさんと赤柴わんこが歩いていました。
リードは首輪についていますが、おじさんの手からは離れて道の上をずるずるとわんこのあとをついていきます。
わんこが先、おじさんが後、でしたが、その歩調はゆっくりしたもので本当にのんびり歩いていました。
でも、このまま歩き続けると、ちょうど交差点で出会ってしまいそう。
うちのわんこは人間もわんこも見境なく大好きです。
遊んで遊んでと前のめりになって近寄っていってしまう。
リードを放しているわんこと何かあったらどうしよう…そう思っていると、先にこちらに気付いた赤柴わんこがぴたりと止まったんです。
変わらずゆっくり歩いていたおじさんが追いついても赤柴わんこは動きません。
こちらが交差点を行き過ぎると、おじさんがゆっくりリードを手にとってまた歩き始めたようでした。
よくできたわんこだわ。
このわんこも特例だと思いました。
「やっぱり犬は自由に駆け回らせてあげたい」
その気持ちはわかります。
でも、それを本当にしてはいけないのです。
「犬がたくさん集まる公園があって、そこではみんな放しているから。」
「一応囲いがあるし、車の通る道からはすこし入ったところだから。」
だからいい?だから大丈夫?
そう思ってる人は一度 『犬 ノーリード』 検索をかけてみてください。
世の中の人がどう思っているか判ると思います。
私が見つけたサイトにこんなことが書いてありました。
http://www.geocities.co.jp/AnimalPark-Pochi/5250/danbi_noread.html
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私は個人的に以下の条件を満たしてはじめてノーリードが容認されると思います。
● 一定以上の距離をボスである飼い主から離れることがないしつけ
● 聞く時もあれば聞かない時もあるというレベルでない「待て」「来い」の号令に従うしつけ。
● 人に対しての喜び表現だとしても、人に対して飛びつきをしないしつけ。
● 動くモノや音や他の犬の挑発に慣らしてパニックにならないしつけ。少々のパニックにおいても「待て」の静止が利くしつけ。
● 見通しがよく、大人が自分の犬の性格を熟知し、行動範囲を知り、犬の行動範囲内に他の人や犬の存在がない場合。
● いつでも行動範囲内に他の人や犬が認識出来た場合、すぐに呼び戻してリードをつけることが出来る体勢の保持。
あと上記の条件を満たしていても、以下の条件の犬の飼い主は特に気をつけないといけないと思います。
● 生後一年未満の心身ともに未成熟な犬
● 大きな犬全般
● アフガンハウンドのような、飼い主の呼応に対する順応性が薄い特殊な性格の犬
● 噛み付きぐせがある犬(一部のテリア種は特に)
● 異性、同姓の犬に対しての反応が異常に敏感な犬
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私はこの基準に賛成です。
…まあ、これでいくと、うちの犬には一生ノーリードは無理そうだけどw
特に上の段の三つめがなぁ…。
結局は躾ですよね。
躾すら放棄しておいて『自由に駆け回らせてあげたい』というのは、
レストランで歩き回って騒ぐ我が子を叱りもせずに『子供なんだからしょうがないでしょ?』という無責任な親にそっくり
…と思うのは私だけでしょうか…(^_^;)
うちは放しても大丈夫なほど賢い犬ではありません。
なので、3mまでのびるリードをつけています。
誰もいない公園などではリードを伸ばして遊ばせます。
それでも飼い主がいっしょに走り回ってあげれば、かなりの運動になるしわんこも楽しそうですよ。
それ以外ではリードは短くして「ついて」のコマンドをかけます。
飼い主のすぐ横に並んで歩くための指示です。
…(^_^;)ま、これがなかなか言うことを聞いてくれないのですがw
引っ張り癖が抜けません。
困ったものです。
これからも毎日が躾と訓練の日々です。

on 肉球 in the movie